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子の認知

Tag: 子の認知

子の認知について

  • 「遺言」でも「生前行為」によってもできます

民法781条(認知の方式)
認知は戸籍法の定めるところにより届出ることによってする。
2,認知は遺言によってもすることができる。

認知の効果

  1. 父親との法律的な親子関係が生じます。(父親の名が戸籍に記載されます・同時に父親の戸籍にも認知した旨記載されます)
  2. 父と子に 相続の権利・扶養の義務 生じます
  3. 親権・氏は当然に母から移転するわけではありません
  4. 子が父親の戸籍に入るためには、家庭裁判所に、子の氏変更許可申立の許可を得る必要があります
  5. 子の親権を父に定めるには父母の協議が必要です

遺言認知

  • 遺言執行者は就任から10日以内に役場に戸籍上の届出を行う必要があります(民法781条・戸籍法64条)
  • 遺言執行者がいない場合家庭裁判所に選任申立する必要があります
  1. 子の出生後の認知届 子が成年の場合、子の承諾が必要です
  2. 胎児に対する認知届 子の母親の承諾が必要です
  3. 死亡した子に対する認知届 (死亡した子に直系卑属がある時に限る)直系卑属が成年の場合、その者の承諾が必要です

嫡出子と非嫡出子

  • 嫡出子・・、婚姻関係にある男女(夫婦)から生まれた子どものことです(「婚内子」と呼ぶ場合もあります)。
  • 非嫡出子・・・嫡出でない子(法律上婚姻せずに出産した子)のことです(「婚外子」と呼ぶ場合もあります)。
  1. 出生届をすると、母親の戸籍に入ります。
  2. 母親の氏を名乗ります
  3. 戸籍の父欄は空欄となります
(嫡出子)(非嫡出子)
父子関係妻の夫の子と推定父の認知による
相 続 権嫡出子の1/2
  氏 父母の氏母の氏
親 権父母共同親権

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